
やりたい仕事がないと悩んでいませんか?この記事では、転職をしたいけど、やりたい仕事がない人向けの仕事の探し方・選び方についてご紹介します。
この記事では、次のような学べます。
- やりたい仕事がない7つの原因
- やりたい仕事がない人向けの探し方15選
- やりたい仕事が分からない時の注意点
それでは、まずはやりたい仕事がない原因からご紹介します。
自分に当てはまっている原因がないかを確認してから、それを参考に「やりたい仕事がない人向けの探し方」を実践すると、より自分に合った仕事を見つけることができるでしょう。
目次
やりたい仕事がない時は就活や転職でどうすべき?
やりたい仕事がない時は、就活や転職でどうすべきでしょうか?特に、転職の場合は、「そもそも転職すべきなのか?」「どういった仕事や会社に転職すべきなのか?」と慎重に考えなければいけません。
まず、就活や転職においてやりたい仕事がない時は、なぜやりたい仕事がないのか原因を知ることです。
そして、どうすればやりたい仕事が見つかるのか方法を学ぶことです。
就活や転職において、やりたい仕事がないという問題は、学べば解決できる可能性が高いです。もちろん、どうしてもやりたい仕事がないという人もいるでしょう。そういった方は、コーチングなどのサービスを利用することになります。
なので今、就職や転職を検討していて、やりたい仕事がないという方は、まずはこの記事に書いてあることを理解し、実践してみて下さい。それだけでも、多くの気づきが得られ、方向性が見えてくるはずです。
やりたい仕事がない7つの原因
転職したいけど、やりたい仕事がない原因を7つご紹介します。自分に当てはまっているものがないか確認してみて下さい。
1. 仕事を知らない
転職したいけどやりたい仕事がない原因は、単純に様々な仕事を知らないことが原因かもしれません。人間は知らないものに対して、憧れを抱くことはありません。
例えば、小学生のやりたい仕事はと言えば、ユーチューバー、医師、スポーツ選手、パティシエなどがあるそうです。これらの職業の共通点は、皆が知っているような職業であるということです。
ほとんどの小学生は、心理カウンセラーや言語聴覚士、税理士、医療事務といった仕事を知りません。なので、知らないものに対して、やってみたいとも思わないということです。
させ、あなたはどれだけの仕事を知っているでしょうか?厚生労働省では職業名索引と呼ばれる職業一覧表を作成しています。今、転職したいけどやりたい仕事がないという方は、まずは仕事を知ることから始めてみることです。
参考:職業名索引(職業一覧表)
2. 体験したことがない
転職したいけどやりたい仕事がない原因は、様々な仕事を体験したことがないからかもしれません。人は体験してみないことには、やりたいかどうか本当のところは分かりません。
例えば、「あのゲームをやってみたい」「あの映画を観てみたい」と思っても、実際に体験してみると、それほど熱くなれなかったという経験があるのではないでしょうか。
仕事の探し方もまったく同じです。実際に体験してみないことには、やりたいかどうか判断がつかないので、やりたい仕事がないままです。
とはいうものの、気軽に転職ばかりできるわけではないので、あらゆる仕事を体験することは難しいです。
ですが、転職をする前に「趣味程度に体験してみる」「その仕事に必要な知識やスキルを勉強してみる」「知り合いから話を聞いてみる」などして疑似体験をすることはできるはずです。
なので今、転職したいけどやりたい仕事がないという方は、早いうちにいろんなことを疑似体験しておくことです。
3. 仕事の選び方を知らない
転職したいけどやりたい仕事がないのは、仕事の選び方を知らないからかもしれません。人は選び方を知らないと、選ぶことができません。
例えば、パソコンを購入することを考えてみて下さい。パソコンに詳しくない方にとっては、どのパソコンを選ばいいか分からないはずです。なので、やりたいかどうかの前に、それを選ぶための知識が必要になります。
仕事選びでもまったく同じことが言えます。
なので今、転職したいけどやりたい仕事がない方は、この記事でご紹介する仕事の探し方について学んで観て下さい。仕事選びのヒントが得られるはずです。
4. 自己理解が足りない
転職したいけどやりたい仕事がない原因として、自己理解が足りないこともあります。自分は何がやりたいのか、何に向いているのかなど自分への理解がないと、仕事を選ぶことが難しくなります。
例えば、ラーメンに胡椒、カレーにソースなど、料理に調味料を加えることがありますよね。それができるのは料理の味を知っているからです。
まったく食べたことがなくて味の知らない料理だった場合、どんな調味料が合うかも分からないでしょう。
仕事選びもまったく同じです。
自分について知らないと、自分に合う仕事も分からないのです。なので、転職したいけどやりたい仕事がないという方は、まずは自分への理解を深めることも大切です。
自分について知りたい方は、自分を知るための記事を書いていますのでご参考ください。転職するかどうか意思決定のヒントにもなるでしょう。
参考:自分を知る方法10選【診断質問18個付き】自分を知るなら必読!
5. 周囲の目や世間体を気にしている
やりたい仕事がない原因として、周囲の目や世間体を気にしていることが原因であることもあります。
本当はやりたい仕事があるのにも関わらず、周囲の目や世間体を気にして悩んでいないでしょうか?特に、親や親戚などの目を気にしていないでしょうか?
この原因によって、やりたい仕事がないと思っているのではあれば、それは勘違いということになります。
やりたい仕事がないのではなくて、他人を気にしてしまう心の問題です。
なので、今やりたい仕事がないと悩んでいる方は、他人軸で生きるのではなく自分軸で生きることについて真剣に考えることから始めることです。
6. ライフプランがない
やりたい仕事がない原因として、ライフプランがないことも原因になります。ライフプランとは、人生計画のことです。
とはいえ、詳細な計画である必要はありません。「こうなったらいいなぁ」「こういう人生にしたいなぁ」といった漠然としたもので十分です。
漠然としたライフプランがあれば、自ずとどのような仕事をしたいか、すべきかが決まってきます。
なので、今やりたい仕事がないという方は、仕事選びを考える前に、人生について考えてみることです。
つまり、人生を考えることで仕事の目的が決まります。目的が決まれば、仕事も選びやすくなるでしょう。
7. 好きな仕事を見つけようとしている
やりたい仕事がない原因には、好きな仕事を見つけようとしていることも挙げられます。好きなことはやってみないことには見つかりません。
なぜなら、好きかどうかは体験してみた結果、判断できることだからです。
なので、最初から好きな仕事を見つけようとすると見つかりません。
一方、やりたい仕事は、まだやったことがなかったとしても構いません。なぜなら、これからやってみたいかどうか、そう思えるかどうかだからです。
なので、今やりたい仕事がない人は、“好きなこと”と“やりたいこと”を区別して、やってみたいと思えるかどうかで仕事を選ぶことです。
やりたい仕事がない人の特徴
続いては、やりたい仕事がない人の特徴についてご紹介します。人の性格的なタイプが、やりたい仕事がない原因になっていることもあります。
転職したいけど、やりたい仕事がないという方は、自分が当てはまる特徴がないか確認してみて下さい。
1.人生の目的がない
転職先を考えても、やりたい仕事がないという方は、そもそも人生の方向性が明確になっていない人も多いです。
自分がどんな人生を生きたいのか、人生の方向性が明確になっていないから転職先を選ぶ時の判断基準がないことが原因になっていることがあります。
やりたい仕事がないのであれば転職先を考える前に、人生について考えてみることです。
そもそも私たちは、仕事をするために生きているのではなく、人生を生きるために仕事をしています。
ですが、その人生の生き方について自分の望みが明確になっていないと、転職先はもちろん職業や働き方を選びにくくなるのです。
というわけで、やりたい仕事がない人は、人生の目的について考えてみてはいかがでしょうか。別の記事をご参考下さい。
2.自分に自信がない
転職先を考えても、やりたい仕事がない人という人は、自分に自信がないという特徴があることがあります。
自分に自信がないと、「あれもダメ」「これもダメ」と無意識的にも意識的にも、自分の選択肢や可能性を否定して潰してしまいます。その結果、やりたい仕事がないという状況に陥ります。
なので、やりたい仕事がない人は、転職先を考える前に、自分が選択肢や可能性を否定しないか再確認してみることです。そして、無意識的あるいは意識的に否定していた選択肢や可能性を知ることです。
そうすると、仕事や働き方に対する視野が広がり、転職先も考えやすくなります。
自分に自信がないという方は、以下の記事も参考にしてみて下さい。
3.悪いところばかり目がいきがち
転職先を探していてもやりたい仕事がない人は、悪いところばかり目がいきがちという特徴を持っていることがあります。
悪いところばかり見せてしまう癖がある限り、新しい転職先に言っても不満やストレスを感じてしまう可能性が高いです。そのため、どの転職先に行っても満たされない状況が続きます。
「隣の芝生は青い」という言葉がありますが、私たちは他の会社や職業、働き方がよく見えてしまうものです。
なので、やりたい仕事がない人は転職先を見つける前に、今の会社の“良いところにも”目を向けてみることです。そして、何事も良い面と悪い面を客観的に公平に評価する癖をつけることです。
4.失敗を恐れる
転職先を探してもやりたい仕事がない人は、失敗を恐れやすいという特徴を持っていることがあります。
失敗を恐れるからこそ、新しい会社や、新しい職業、新しい業界などにチャレンジしてみようという気持ちが掻き消されてしまいます。そのため、転職先を考えようとするもののやりたい仕事がない状態に陥ります。
なので、やりたい仕事がない人は転職先を考える前に、自分が失敗することに恐れていないかを確認してみましょう。
そして、どんなことを恐れているのかを紙に書き出してみましょう。
もしかすると、恐れる気持ちが仕事への意欲や好奇心を奪っているのかもしれません。
5.転職先の候補が狭い
転職先を探してもやりたい仕事がない人には、転職先の候補が狭くなっているという特徴があります。
つまり、視野が狭くなっているせいで、転職先を考えてもやりたい仕事がないままになってしまうということです。
柔軟な発想が出来るようにするには、最初から視野を狭めてはいけません。まずはできるだけ視野を広げて、柔軟に考えてみることが大切です。
なので、やりたい仕事がない人は、転職先を広げて考えてみて下さい。未経験の職業、仕事、業界なども考えてみることです。給料や働き方などの条件面でも、様々な選択肢を考えてみて下さい。
6.働きたくない気持ちが強い
転職先を考えているものの、やりたい仕事がない人は、働きたくない気持ちが強すぎるという特徴を持っていることがあります。
たしかに、働かなくてもいいのであれば、働きたくないという人も多いでしょう。ですが、働かないと暇だと言う人もいます。
つまり、仕事観の違いが、仕事に対する好奇心や意欲、ストレスに影響を与えています。
もし働きたくない気持ちが強いせいで、やりたい仕事がない人は、仕事観を見直してみることをおすすめします。
例えば、どうせ働かないといけないなら、「自分のやりたい仕事をしたい」「給料が少なくてもいいから自分に合った仕事をして、プライベートの時間を趣味などで楽しもう」「楽しめる仕事をしよう」といった仕事観を持つといいかもしれません。
いずれにせよ、やりたい仕事がない人は、転職先を考える前に、まずは仕事観を見直すことです。
今の仕事観が人生でネガティブに働いていないか。どんな仕事観を持つとより良い人生を生きられるか。こういった視点で仕事観を見直してみて下さい。
やりたい仕事がない人向けの探し方15選
では、ここからはやりたい仕事がない人向けの探し方についてご紹介します。
今すぐにできる方法もたくさんありますので、まずは1つずつ実践してみて下さい。
1.“嫌な仕事”を考える
やりたい仕事がないなら、嫌な仕事を考えてみることです。なぜなら、やりたい仕事は分からなかったとしても、嫌な仕事なら思い付きやすいからです。
なので、自分がこんな仕事は嫌だと思う要素を紙に書き出してみて下さい。次に紙に書き出したことと反対の言葉に置き換えてみて下さい。
例えば、「人前で話す仕事は嫌」を「あまり人と話さなくてもいい仕事」と書き換えるのです。
そうするとどうでしょうか?自分のやりたい仕事が鮮明になっていくはずです。
この方法はすぐにできることなので、今すぐにやってみましょう。
2.“最悪な未来”を考える
やりたい仕事がない時は、最悪な未来を考えてみましょう。最悪な未来とは、「こんなふうになりたくない」という人生において避けたい将来のことです。
最悪な未来を考えることで、自分の人生をこうしていきたいという理想の将来像が浮き彫りになっていきます。将来像が明確になると、どんな仕事を選ぶべきかも自ずと明確になっていきます。
やり方は、最初に最悪な未来について紙に箇条書きする。次に、それぞれの反対のことを書いていきます。
例えば、「お金に困る生活は嫌だ」という最悪な未来を、「お金の不安を感じなくていい生活にしたい」というふうに書き換えます。
こうやって自分の理想的な将来像を明確にしていくのです。そうすると、仕事を選ぶ際のヒントになります。やりたい仕事がない人は、この方法を必ずやっておきましょう。
3.“興味”を書き出す
やりたい仕事がない時は、興味のあることを書き出してみることです。興味は、未来の方向性を決める際のヒントになります。
自分は何に興味があるのか?どんな体験をしてみたいのか?そういった興味が仕事選びのヒントになります。
やりたい仕事がない時は、自分がどんなことに興味があるのかを深く知る機会です。この機会に、自分の興味関心について理解を深めてみることです。
そうやって自分の興味について知っていれば、今後も進路に迷った時の指針となります。
さて、早速紙かスマホのメモ帳に書き出してみて下さい。
4.“楽しい行動”を思い出す
やりたい仕事がない時は、自分が楽しいと感じる行動を思い出すことです。
楽しいと感じる行動が何かを知ることができれば、それができる仕事を選ぶことです。そうすれば、自分にとって満足度の高い仕事を選びやすくなります。
例えば、「人に何かを教えている時が楽しい」と感じる人であれば、それができる仕事を選ぶと満足度が上がりやすくなるでしょう。
このように「一人で黙々と集中している時が楽しい」「仲間と目標を目指している時が楽しい」「人と話している時が楽しい」など、あなたにとっての楽しい行動があるはずです。
なので、やりたい仕事がない時には、楽しい行動を思い出し、仕事選びのヒントにすることです。
さて、あなたは何をしている時が楽しいでしょうか?
5.“憧れの人”を思い出す
やりたい仕事がない時には、憧れの人を思い出すことです。憧れの人を思い出すことで、自分が何を望んでいるのか、どんな人生を望んでいるのかを探ることができます。
まずは、これまでに憧れた人をすべてピックアップしてみましょう。著名人でも偉人でも、身近な人でも構いません。
自分が「こんな人になりたいなぁ」と感じた人を書き出すのです。そして次は、その人達のどんなところに憧れを感じたのかを書き出します。そうすることで、自分の望んでいることが浮き彫りになります。
例えば、過去に「スポーツ選手の○○さん」に憧れていたとしたら、その選手のどこに憧れを感じていたかを考えてみます。そうすると、「圧倒的な努力をする姿」に憧れを感じていたことに気づくかもしれません。
そうなれば、「自分が努力できそうな分野は何か?」と仕事選びのヒントになります。
このように、やりたい仕事がない人は、過去に憧れた人を思い出すことで、仕事選びのヒントを得ることができます。
さて、これまでに憧れた人はどんな人でしたか?その人のどんなところに憧れを感じていましたか?
6.“価値観”を明確にする
やりたい仕事がない時には、価値観を明確にすることです。価値観とは、自分が大切に持っていることです。価値観は、人生の指針になります。なぜなら、価値観が判断基準になるからです。
何かを選ぶ時には判断基準が明確でないと選べません。
なので、やりたい仕事がないという人は、仕事選びにおいて判断基準が明確になっていないことが原因であることもあります。
なので、ここで人生における価値観を明確にしてみて下さい。
人それぞれ大切に思うことが異なります。また、その時の年齢や状況によっても変わるものです。
例えば、時間、人間関係、お金、住む場所、健康、男女関係、情熱など大切に思う重要度が違うでしょう。
さて、あなたは人生で何を求めているでしょうか?この質問について考えることで価値観を浮き彫りにすることができます。
7.“人生目標”を立てる
やりたい仕事がない時は、人生目標を立てることです。人生目標とは、人生の中でこうなりたいと思う理想の状態です。
やりたい仕事がない時は、仕事にばかり目を向けるのではなくて、まずは人生という大きな枠組みで考えてみることです。
人生の目標が定まると、仕事選びの際のヒントになります。
例えば、どこの山を目指すかも決まっていないのに、どのルート(山道)を登っていくことはできません。ですが、どこの山を目指すのかが決まれば、その道中にはどのようなルートがあって、どこを選ぶべきかが分かってきます。
なので、今やりたい仕事がないという方は、人生でどうなりたいかを考えてみましょう。
人生の目標といっても2年後~5年後程度で構いません。今の時代は10年後、20年後には、そもそもどうなっているか未来が予測できないからです。
8.“自己分析サイト”を使う
やりたい仕事がない時には、自己分析サイトを使うとヒントが得られることもあります。例えば、次のような自己分析サイトがあります。
リクナビNEXT グットポイント診断
このサイトは、リクルートキャリアの独自ノウハウを活かして開発された強み診断サービスです。約30分かかりますが、自分の強みを知るヒントになるでしょう。
マイナビジョブ20’s適性診断
自分の行動パターンから、自分の強みや弱みを分析することができる診断サービスです。世界最大級のアセスメント・サービス・プロバイダーの協力のもと作られたツールなので、毎年、世界中で数千万人の求職者が受検しいるそうです。
9.“職業”を知る
やりたい仕事がない時は、世の中の職業を知ることも大切です。人は、知らないものを選ぶことはできません。当然、「この仕事をやってみたいかも」といった欲求も湧きません。
欲求が湧くのも、選択できるのも、すべては自分が知っていることの範囲内に限られます。
ということは、そもそも知っている職業の数が少ないと、やりたい仕事も探せないということです。
そして、職業を知るといっても名前だけを知っても意味がありません。具体的にどんな仕事をしているのかを知ることです。
なぜなら、私たちは職業の良いイメージ、悪いイメージを持っていて、そのイメージを思い出して「楽しそう」「辛そう」「稼げそう」と判断しているのです。
なので、職業の知る方法としては、まず検索エンジンやSNS、Youtubeなどでその職業について検索してみることです。
職業については、以下の一覧サイトを参考に、いろいろと検索してみることです。
10.やりたい仕事を“比較”する
やりたい仕事がない時には、職業や会社を比較することです。「どんな仕事をしたいか」「どの会社に入社したいか」を1つだけ思い付いたように見つけるのは難しいです。
ですが、比較して決めていけば、職業や会社を絞り込んで行くことができます。
やり方は、まず何でもいいので1つ目の職業を決めて下さい。本当に何でも構いません。分からない人は、「塾講師」としましょう。
では、それよりもやりたいと思う職業は何でしょうか?
職業一覧サイトなどから探してみましょう。
例えば、「塾講師」と比較して「プログラマー」の方が面白そうだと思ったなら、「プログラマー」がランキング1位となります。次は、プログラマーと比べて、やりたいと思う仕事を考えてみます。
これを繰り返すことで、やりたい仕事が明確になっていきます。なので、やりたい仕事がない人は、まず1つ職業を決めて、常に比較してランキングを作ってみましょう。
11.無料カウンセリングを受けてみる
やりたい仕事がない時は、無料カウンセリングを受けてみるのも1つの方法です。一人で考えていても答えが出ない時は、誰かに話すことで頭と心が整理させていきます。
転職では、転職エージェントと呼ばれる転職をサポートしてくれるサービスがあります。転職エージェントは、無料でカウンセリングなどを受けられます。
12.最初から最もやりたい仕事を選ぶ
やりたい仕事がない時には、最初から最もやりたい仕事を選ぶように考えてみましょう。
この方法は、先ほどご紹介した「選択肢を比較する方法」の最終段階です。
自分がやってみたいと思う仕事をランキング形式にします。そして、一番上からその仕事に就けないか考えてみるのです。
具体的には、その仕事ができる会社をリストアップします。この場合でも、ランキング形式にするといいでしょう。
そして、一番上から応募していきます。
仮に、応募したすべての会社に入社できなかったら、次はランキング2位の仕事に就けないかを考えてみます。
そうやって上から順に選択していけば、その状況において常に最もやりたい仕事を選ぶことができます。
13.仕事内容で選ばない
やりたい仕事がない時には、仕事内容で選ばないのも1つの方法です。仕事内容で選ぼうとすると、何をしたいのか分からないとなって悩んでしまいます。
なので、他の要素で選ぶのです。
仕事というのはあくまでも仕事です。なので、必ずしも仕事内容で選ぶ必要はありません。身に着くスキル、自宅から会社までの距離、働いている人、得られる収入、待遇、安定など、自分が求める要素で選ぶのです。
さて、あなたは仕事内容以外に何を求めているでしょうか?
14.最初はやりたい仕事を選ばない
やりたい仕事がない人は、最初はやりたい仕事を選ばないという選択肢も検討してみるといいかもしれません。
やりたい仕事を選ぼうとしなければ、別の観点で仕事を選ぼうとします。そして案外、その仕事が面白かったりします。そしてもし、どうしてもその仕事が嫌だった時は未練がないので止めやすいはずです。
またそうやってやりたい仕事ではないことを体験することで、自分のやりたい仕事が分かってくるはずです。
この仕事の選び方は暴論のようですが、実際に戦略的にこのような仕事の選び方をする人が世の中にはいるものです。
例えば、本当は別にやりたい仕事があるんだけれど、一度別の仕事を経験しておくことで、異業種で培ったスキルや経験を持ち込み、自分の市場価値を高めたいといったケースです。
どうしてもやりたい仕事がない人は、一度検討してみてはいかがでしょうか。
15.やりたい仕事は副業でやる
やりたい仕事がない人は、やりたい仕事を副業でやることも検討してみましょう。やりたい仕事がない人の中には、本当はやりたい仕事があるんだけど、それができる会社に入れないだろうといった理由をお持ちの方もいるでしょう。
例えば、ショップ店員として働いているけど、プログラマーになってみたい。だけど、未経験者だから雇ってもらえそうにない。そういったケースです。
そういった場合は、自分で副業でやってみることです。副業といっても稼ぐ必要はありません。スキルや経験を得ることの方が重要だからです。
なので、やりたい仕事がない人は、生活の柱として本業を、やりたい仕事として副業をやってみることです。
やりたい仕事がない時のよくある疑問
やりたい仕事がない時には、次のような疑問を抱きがちです。
やりがいのある仕事か、稼げる仕事か
やりがいのある仕事か、稼げる仕事かで悩んでしまう人もいるのではないでしょうか?この問いに対する答えは、人によります。
やりがいのある仕事か、稼げる仕事かの2択ではなくて、「やりがいとお金の両方のバランスを取る」という考え方をするのがいいかもしれません。
例えば、「仕事は仕事」と割り切ってお金を得る仕事をし、副業でやりがいのある仕事をやるといった方法です。
あるいは、やりがいのある仕事ができる会社で働いて、必要なお金を副業などの別の方法で賄うという方法もあるでしょう。
もちろん、やりがいとお金のバランスは、自分の年齢やライフステージなどによっても異なるでしょう。
最初は、仕事は仕事と割り切って会社勤めする中で、副業が上手くいって本業になるケースもあり得ます。
とにかく、やりたい仕事ない時であっても、「やりがい」か「お金」かという視野の狭い2択思考を止めることです。仕事のやりがいについては、以下の記事も参考にして下さい。
やりたい仕事がないのは、強みがないからか?
やりたい仕事がないのは、自分に強みがないからかもしれない…。そんなふうに思っていませんか?
たしかに、自分の強みが明確になっていないせいで、やりたい仕事がないというケースもあります。
なぜなら、自分の強みがないということは、職業の選択肢が狭くなってしまうからです。
そこで、自分の強みが不明確なせいでやりたい仕事がない人は、次の2つのことをやることです。
1つ目は、自分の強みを改めて探すことです。そして、もう1つが、自分の強みを作ることです。
自分の強みを作るとは、「自分のできることを増やす」ということです。つまり、勉強するということです。
ただし注意したいことがあります。それは資格を取るなら、評価される資格を選ぶことです。自分が行きたい業界や職業、会社で評価される資格を選ばないと努力が報われません。そこを見極めて勉強することです。
転職はしたいんだけど、やりたい仕事がない。
転職はしたいんだけど、やりたい仕事がない…。そんな人は多いのではないでしょうか?
そんな人は、新しいスキルを身に着けることを考えてみてはいかがでしょうか?
転職はしたいんだけど、やりたい仕事がないということは、選択肢が狭くなっている可能性が高いです。
なので、新しいスキルを身に着けることによって、まずは選択肢を広げる。その上で、やりたい仕事を検討してみることをおすすめします。
なぜなら、そもそも選択肢が狭い状況では、やりたい仕事がないのも当然だからです。
やりたい仕事がない時の注意点
ここからは、やりたい仕事が分からない時の注意点についてご紹介します。今、やりたい仕事が分からないという方は次のようなことに気をつけてください。
1. やりたい仕事だけど会社が合わないことも…
本当はやりたい仕事だけど、会社が合わないこともあります。なので、今の仕事が嫌だと思っているなら、仕事内容が嫌なのか、会社が嫌なのかを冷静に分析してみることです。
例えば、会社の社風や評価制度、給料、場所などに不満を感じていないでしょうか?
なので、本当は別のところに問題があるのに、今の仕事を「やりたくない仕事」だと錯覚してしまうのはよくありません。それは、自分の選択肢を狭めてしまいますのでご注意ください。
きちんと仕事内容と会社を切り分けて考えるようになりましょう。それができないと、いつもやりたい仕事がないと錯覚して間違った選択をしてしまう可能性があります。
2. やりたい仕事だけど人間関係が合わないことも…
やりたい仕事だけど、人間関係が合わないこともあります。人間関係が問題なのに、今の仕事は「やりたくない仕事」だと錯覚しているのであれば危険です。
仕事と人間関係は混同して考えてしまいがちです。なぜなら、仕事と人間関係は密接に関係しているからです。
お客様との関係、会社の上司・同僚・部下との関係など、仕事は人間関係があってこそ成り立っています。
なので人間関係に問題があると、その仕事が良くない仕事のように思えて来たりもします。
例えば、お客様からクレームなどがあると「この仕事は辛いなぁ」と感じてしまうのも無理はありません。上司の顔色を伺いながら仕事を進めないといけないのであれば、「この仕事はつまらないなぁ」と感じるかもしれません。
ですが、仕事内容と人間関係は切り分けて考えるべきです。本当に今の仕事は、その内容そのものが嫌なのかを。
そうしないと、「自分が何をしている時に楽しいと感じるのか」「その仕事の面白いところはどこなのか」といった仕事内容そのものに対する気持ちが分からなくなってしまいます。その結果として、やりたい仕事がないとなってしまいます。
3. 【重要】ある程度は続けてみること
やりたい仕事がない人は、一度就いた仕事はある程度は続けてみることです。なぜなら、情熱は育つものだからです。
情熱は始めから“ある”ものではありません。様々な経験を通じて、「面白さ」「やりがい」「大変さ」「自分がその仕事をやる意義」に気づいていくことで情熱は育ちます。
なので、すぐに止めてしまっては一生やりたい仕事に出合えません。必ずある程度は続けることを意識してみて下さい。
具体的には2年~3年は続けてみることです。そのくらいの期間を続けていれば、仮に情熱を感じなかったとしてもスキルが身に着きます。
そのスキルは次の選択肢を広げてくれます。そうなれば、よりたくさんの選択肢から仕事を選べるようになるので、やりたい仕事を見つけやすくなります。
4. 次のやりたい仕事を見つけてから止める
やりたい仕事がないでも、次のやりたい仕事を見つけてから止めることです。たまにすぐに止めてしまう人がいますので注意して下さい。
ほとんどの場合、すぐに止めてしまうと生活に余裕がなくなります。なので、すぐにまた別の仕事を始めなければいけません。しかも、その状況ではやりたい仕事なんて考えている余裕も、選択肢もなくなります。
なので結果的にまたやりたくない仕事に就かなければいけない可能性が高くなります。
しかもすぐに止めているのでスキルが身に着きません。残念ながらスキルがないということは、選べる仕事は限られているということです。
なので、限られた選択肢の中から選べません。しかも選ぶというよりは、仕方なく勤められる会社に勤めるということになります。
なので、やりたい仕事を見つけて、次の就職先の見込みが立ってから止めるようにしましょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
やりたい仕事がない人は、まずは自分の原因を分析すること。そして、やりたい仕事の探し方を実践することです。
そうすれば必ず、自分の方向性が明確になってくるはずです。