
才能は見つけ方よりも、作り方が重要!これが私の考えです。あなたは、自分のことを才能がない人間だと思っていませんか?もし、そうなのであれば、才能がないのではなくて、見つかっていないだけ…。いや、才能の作り方を知らないだけかもしれません。
自分に才能が欲しい。私もそう思います。人から評価される才能(あるいはお金に変わる才能)、欲しいですよね。
だから、私も才能の見つけ方を調べたり、勉強しました。たしかに、勉強になりました。ヒントも得られました。
だけど、それだけでは物足りなかったんです。
なぜなら、
- どうしたら人から評価される才能が見つかるのか?
- どうしたら才能を活かして仕事ができるのか?
- どうしたら才能をお金に変えられるのか?
その実用的な部分が分からなかったからです。
そこで、私は考えました。私のこれまでの知識と経験を使って…。
私は、コピーライティングという売るための言葉や文章を作ることで、仕事をしてきた人間です。
そして普通のコピーライターと違う点が、コーチングという心理的アプローチによって、人の能力を引き出し、お悩み解決や目標達成をお手伝いするという仕事もしています。つまり、ビジネスと心理の両方を少なからず理解しているということです。
そんな私が才能について至った結論、それが「才能は見つけ方より、作り方」という発想でした。
これからお伝えする才能論は、ビジネス要素(具体的にはマーケティング)と、コーチング要素の組み合わせによって構築された実用的な才能メソッドの一部です。
あなたが、自分の才能を知りたい就活生であれ、才能を発揮したい会社員であれ、自分の才能を活かして副業や起業で稼ぎたい人であれ、才能を求めている方であれば、参考になるのではないかと思います。
あなたの参考になればとても嬉しく思います。それでは、最後までお付き合い下さい。
目次
そもそも、才能とは
まずは、ここで言う才能とは何のかを定義しておきたいと思います。ここでは、才能とは評価される能力のことだと定義します。(シンプルですよね。)
評価されるということは、「価値を生み出している」「他人よりも優れている」「価値があると他人や市場から認識されている」ということになります。
つまり、才能の条件として、
- 価値を生み出していること(価値提供)
- 他人よりも優れていること(競争優位)
- 価値があると認識されていること(価値伝達)
の3つが必要だということです。
価値を生み出していなければ、当然、評価されません。そして、他人と同じようなレベルであれば、高い評価は得られません。そして、いくら他人よりも優秀で、高い価値を生み出していたとしても、それを周囲の人達が認識していなければ、評価されません。
実際、スポーツの世界でも、仕事の世界でも、才能があると評価されている人は、この3つの条件を満たしています。例えば、イチロー選手は、①バッティング(価値提供)という、②誰よりも優れた能力(競争優位)を、③試合やメディアを通じて証明(価値伝達)しています。
もし今、あなたが「会社から評価されない」「副業・起業で稼げていない」のであれば、これらの3つの条件のうち1つ以上満たすことができていないということです。
①価値を生み出せていないか、②他人よりも優れていないか、③価値があると認識されていないか。考える際のヒントにして下さい。
そして、逆に言えば、3つの条件を満たすことができれば、会社から評価されるようになるし、副業・起業でも稼ぎやすくなるということです。
なぜ、これからの時代に才能が必要なのか?
ところで、才能って必要でしょうか?
恐らく、この記事を読んで下さっているあなたは才能の重要性を理解しているのだと思います。
私は、才能はこれからの時代にこそ必要だと考えています。
なぜなら、AIや機械によって誰でもできる仕事がなくなっていく時代に、仕事やお金を得るためには、個人の才能を発揮するしかないからです。
すでに社会における評価基準が変わっていっていますよね。昔は、学歴の高い人=頭の良い人が評価されていました。ですが次第に、ただ頭がいいだけでは、AIや機械に仕事を取られていってしまいます。知識があるだけでは評価されにくくなっていくという訳です。
これからの時代は、AIや機械が持っていない能力、つまり、創造力が求められている。そう世間では言われていますよね。私もそう思います。
じゃあ、どうすれば創造力を発揮できるのか?という疑問が出てくると思いますが、その答えの1つが才能なんです。
まず、創造力によって生み出されるアイデアの良し悪しは、マーケティングの観点から説明すると、独自性と便益性によって決まります。つまり、どれだけ目新しいか、どれだけ役立つかが、良いアイデアかどうかを決めるということです。創造力とは、役立つ新しいアイデアを発想する力とも言えます。
そう考えると、個人単位で見るならば、すでにあなたは才能という独自性を持っていると言えるんです。
なぜなら、才能というのは、その人が生まれ持った性格や資質はもちろん、人生で培ってきた価値観や経験、知識、能力などの様々な要素が組み合わさって形成されるものだからです。つまり、才能とは、あなたにとって最もオリジナル性の高い能力なんです。
そのため、この独自の才能を軸として、創造することで、新しい価値が生み出される可能性が高くなるということです。
もう会社が面倒を見てくれる時代が終わり、個人が副業や起業で稼ぐ時代になっています。そんな時代において、あなたの独自の才能こそが武器になるというわけです。才能がない人と、才能がある人とでは、仕事はもちろん人生の可能性も違ってくるでしょう。
つまり、まとめると、個人の持つ才能こそが創造力の土台であり、その独自の才能を使って価値を生み出せる人が評価される時代になるということです。だからこそ、これからの時代に才能が必要になるんです。
なぜ、才能は「見つけ方」より「作り方」なのか?
では、いよいよ…。なぜ、才能は「見つけ方」より「作り方」なのか?このことについて説明させて頂きます。
私も、才能は生まれつきで決まる、そう思っていました。だから、才能を見つけなければいけないと…。ですが、私はある時、こう疑問に思いました。どうして同じくらいの能力でも評価される人と、評価されない人がいるんだろうと…。
スポーツの世界でも、ビジネスの世界でも、実は能力の高い人はいっぱいいますよね。ですが現実では、能力が同じレベルの人達がいて、その内の一部の人が圧倒的に評価されるという現象が起こっています。能力はほとんど同じだったとしても…。あなたもこの現象を日々、目の当たりにしているのではないでしょうか?
これって、どういうことなんだろう?そう思いませんか?
そこで私は考えました。
能力が同じでも評価される人と、評価されない人がいる。この現象は、人の能力を引き出す技術であるコーチングの知識だけでは説明できない。私はそう思いました。
そこで私のもう1つの側面、コピーライターとしてマーケティング的な視点でも考えてみたのです。
そして出来上がった結論が、才能は「見つけ方」より「作り方」でした。
つまり、才能は見つけただけではダメで、“社会に評価される”ように意図的に作っていかないといけないということです。
才能を「見つける」「磨く」ためのコーチングの知見と、「評価されるようにする(=売れるようにする)」のためのマーケティングの知見の統合によって、今まさにこの記事を通じて説明している“評価される才能論”が誕生したのです。
(私はこの評価される才能論を、才能マーケティングと呼んでいます。)
実際、あなたも才能を見つけるだけでは満足ではありませんよね。才能を見つけたら、それを活かしたいし、評価されたい。副業や起業をしている方であれば、才能を提供した対価としてお金を頂けたら嬉しいですよね。
そう思うのであれば、あなたには、ここでお伝えしている“評価される才能論”がぴったりだとは思いませんか?
才能は見つけるだけではダメで、それを評価されるようにしなければいけないわけですから。
才能がないなら作ればいい!【理論編】
では、どうやって才能を作ればいいのでしょうか?その方法について解説していきます。
才能とは、3つの掛け算で作られる!
私は、才能は3つの掛け算で作られると考えています。
それが次の3つの要素です。
- 強み
- 場所
- 使い方
1つずつ解説していきます。
まず強みとは、あなたの優れている部分です。例えば、絵が上手とか、話しが面白いとか、集中力があるとかです。
そして場所とは、自分が戦う土俵のことです。例えば、保険業界や建築業界、IT業界などの業界です。あるいはどこの会社で働くかとか、どの職業に就くかも、場所の1つです。
そして使い方とは、自分の強みをどういうふうに使うかです。例えば、絵が上手なら、芸術作品を描くのか、漫画を描くのか、ポスターを描くのかです。
このような「強み」「場所」「使い方」の3つの掛け算によって、評価される才能になるかどうかが決まります。
そして才能を作ろうと思ったら、才能の種を見つけることから始める必要があります。
才能のタネは○○
才能のタネとは、強みのことです。具体的には「資質」「経験」「能力」の3つです。
資質とは、あなたが生まれ持った性格や遺伝的特徴です。
経験とは、あなたが生まれてから経験したことです。
能力とは、あなたができることです。
この3つの要素から強みを発見していきます。
例えば、内向的で一人で黙々と作業するのが得意(資質)とか、○○業界で働いていた(経験)とか、話すのが得意(能力)とかです。
そして3つを要素を掛け合わせることによって、さらに強みが磨かれます。
ですが、どれだけ優れた強みを発見できたとしても、それだけでは評価される才能にはなりません。どこで戦うかが重要です。
才能が生きるか死ぬかは○○次第
評価される才能を作るには、どこで戦うのか、場所選びが非常に重要です。
例えば、プロ野球選手が、水泳大会に参加しても勝てないわけです。これは極端な例ですが、戦う場所を間違えるとまったく評価されないということです。
仕事で言えば、営業マンとして、飲食業界で働くのか、保険業界で働くのか、IT業界で働くかによっても、収入は違ってくるということです。
あるいはどの会社で働くのか、そもそもどんな仕事に就くのかでも収入は違ってくるということです。
なので、自分の強みをどの場所で活かすのかを考えて、場所選びで間違えないようにしないといけないということです。
才能の使い方で評価が変わる!
さらに才能の使い方によって、評価は変わってきます。つまり、収入が違ってくるということです。
才能の使い方とは、「誰に」「何を」「どのように」提供するかです。
これはマーケティングの基本的な考え方で、“誰に”はターゲット、“何を”は商品、“どのように”は提供方法を意味しています。
例えば、絵を描く強みがあるとしたら、次のような使い方が考えられます。
子供向けに(誰に)、絵本(商品)を、出版する(どのように)。
大人に(誰に)、絵の書き方(商品)を、教える(どのように)。
企業に(誰に)、チラシ(商品)を、作ってあげる(どのように)。
このように誰に、何を、どのように提供するかによって、才能がまったく違ってきますし、評価のされ方も違ってきます。
才能の見つけ方【実践編】
※今後、更新予定。お楽しみに!