起業して、成功したい!」起業を志す者なら、誰しもが思っていることです。

 

ですが、起業の成功率は低いのが現実です。それでも、起業に成功する人達もいます。では、起業の成功と失敗を左右する要因は何なのでしょうか?その答えが、研究によって判明しました。

 

研究結果の注目すべき点は、起業の成功率を左右する要因は、「起業家の個人的な要因」であったということです。

 

これから紹介する起業家の成功要因を知ることで、あなたは、起業の成功率を上げることができます。是非、参考にして下さい。

 

起業の成功率は○%?

一般的に「10年後には約94%の会社が倒産する」と言われています。つまり、10年という期間でみると、起業の成功率は約6%だということになります。

 

起業の成功率は約6%だと聞くと、起業が難しく思えてくるかもしれません。

 

ですが、「起業すること自体」が難しいのではなく、まずは「起業家に大きな要因がある」ということを理解しておく必要があります。

 

実際、起業についての研究結果で、起業の成功率を左右する要因が、「起業家の個人的な部分」にあったことが分かっています。

 

研究で判明した起業成功率を左右する「起業家の個人的要因」とは

アメリカ国内外500人以上の起業家を対象に行われた調査研究によると、起業家の個人的要因として「起業家的自己肯定感(Entrepreneurial self-efficacy)」が重要であることが分かりました[参考1]

 

起業家的自己肯定感とは、「起業家としての能力に対する信念」と定義されています。

 

起業すると、不確実な時期が続き、様々な困難が起こります。では、成功した起業家が、どのように困難な時期を乗り越えたのでしょうか?そのことについて調査研究が行われ、結論が出されたのです。

 

研究結果によると、起業における困難な時期を乗り越えることができた起業家は、「起業家的自己肯定感」を身に着けていたことが分かったのです。

 

その研究論文では、起業家的自己肯定感を高める方法として、次の3つの方法が有効であると示されています。

 

  1. 起業家としての能力を養うこと
  2. 厳しい状況を乗り越えてきた起業家に見習うこと
  3. 他人からのフィードバックを求めること

 

では、上記の3つの方法を、具体的にどのように行えばいいのでしょうか?

 

起業家的自己肯定感を高める方法①:起業家としての能力を養うこと

研究論文では、起業家的自己肯定感を高める方法の1つとして、起業家としての能力を養うことが挙げられています。これは、ビジネスの知識と技術を学ぶということです。

 

ビジネスの知識と技術があれば、それだけ起業家としての能力に自信を持てるようになります。その結果として、起業家的自己肯定感が高まるということです。

 

なので起業の成功率を上げるために、書籍やセミナー、ビジネススクールなどを通じて、常にビジネスの知識と技術を高めるように努めるようにしましょう。

 

起業家的自己肯定感を高める方法②:厳しい状況を乗り越えてきた起業家に見習うこと

研究論文では、厳しい状況を乗り越えてきた起業家に見習うことも、起業家的自己肯定感を高める方法の1つとして挙げられています。

 

厳しい状況を乗り越えてきた先輩起業家や、厳しい状況を乗り越えている仲間の起業家に見習うことで、厳しい状況を乗り越えるための考え方や行動を自分に取り込むことができます。すると、起業家的自己肯定感が育つというわけです。

 

なので、起業の成功率を高めるために、勉強会や交流会などに参加することで、先輩起業家や仲間の起業家に出会える環境を作りましょう。

 

起業家的自己肯定感を高める方法③:他人からのフィードバックを求めること

研究論文では、他人からのフィードバックを求めることも、起業家的自己肯定感を高める方法の1つとして挙げられています。

 

人間誰しも、盲点があります

 

その起業家に盲点があるために、致命的なミスを犯してしまったり、チャンスを逃してしまったりしてしまう可能性があります。その起業家にとっては、盲点になっていることなので、ミスを犯してしまっていることや、チャンスを逃したことにすら気づいていないことかもしれません。

 

起業家に盲点がたくさんあって、視野の狭い思考しかできなければ、起業家として優れた意思決定はできないでしょう。

 

そのため、他者からのフィードバックを得ることで、"気づいていない物事"に気づき、広い視野を持てるようにする必要があります。

 

他者からフィードバックをもらうことで、広い視野で物事を考えられるようになり、起業家としての成長が促されます。その結果、起業家的自己肯定感が育つというわけです。

 

【参考1】
起業家的自己肯定感に関する研究の論文は、以下の論文です。
Bullough, A., & Renko, M.(2013). Entrepreneurial resilience during challenging times. Business Horizons, 56(3), 343-350.
【参考】
上記の研究論文については、『なぜ、一流になる人は「根拠なき自信」を持っているのか?』著:久世浩司 という書籍の中で紹介されています。

 

「エフィカシーの高さが成功を決める」は、既にコーチングでは常識!

研究によって、起業の成功率を高めるには、起業家的自己肯定感を高める必要があるということが分かりました。ですが、このことは、コーチングにおいては既に常識とされています。

 

コーチングとは、脳と心の仕組みを活用した目標達成メソッドです。あるいは、脳と心の仕組みを活用して他人の目標達成を支援することを言います。

 

そんなコーチングにも起業家的自己肯定感と同じ意味を表す「エフィカシー(efficacy)」という概念があります。起業家的自己肯定感は英語で、アントレプレニュリアル・セルフエフィカシー(Entrepreneurial self-efficacy)と言います。つまり、コーチング用語の「エフィカシー」と、起業家的自己肯定感は同じ意味を表すのです。

 

もう少し詳しく説明すると、コーチング用語の「エフィカシー」という概念の方が広義になります。一方、「起業家的自己肯定感」という概念は、「起業家のエフィカシー」という限定的な意味を表すので狭義になります。

 

ここでエフィカシーの意味について説明しておきます。エフィカシーとは、簡単に言うと、どれだけ「デキる!」と思っているかの度合いのことです。

 

コーチング理論では「エフィカシーの高さが成功を決める」というのが基本となっています。その理由は、エフィカシーの高さによって、その人の意思決定と行動が決定されるからです。

 

 

エフィカシーが低い人は、消極的な意思決定をし、消極的な行動をしてしまいます。一方、エフィカシーが高い人は、積極的な意思決定をし、積極的な行動をとります。

 

この場合、どちらが成功する可能性が高いかは明白です。

 

積極的な意思決定をし、積極的な行動をするエフィカシーの高い人が成功するでしょう。やはり成功するには、時にはリスクを取る必要がありますし、積極的に行動することは必須だからです。

 

このことは、起業においても同じことが言えます。つまり、エフィカシーの高い人が、起業で成功するのです。エフィカシーが高く、積極的な意思決定と行動がとれるからこそ、厳しい状況を乗り越えていくことができ、成功を手にすることができるのです。

 

コーチングによって、起業の成功率を高めることができることが証明された!

コーチングでは、エフィカシーを高める技術が確立されています。なのでコーチングを活用すれば、エフィカシー(≒起業家的自己肯定感)を高めることができ、起業の成功率を高めることができるというわけです。

 

その証拠となるのが、先ほど紹介した研究結果です。

 

研究結果によって、起業の成功率を高めるために、起業家のエフィカシーを高めることが重要であることが証明されました。

 

そして、この研究結果は、「エフィカシーを高めることができるコーチングを活用することは、起業の成功率を高めるために有効である」ということの間接的な証明となりました。

 

起業したいなら、起業して成功したいなら、エフィカシーを高める必要がある!

ここまでの話をまとめると、コーチング的な観点からも、先ほど紹介した研究からも、起業したいなら、あるいは起業して成功したいなら、エフィカシーを高める必要があるということです。

 

また、すでにある程度の成功を手に入れた起業家にとっても、更になるステージへと駆け上がっていくためには、エフィカシーを高める必要があります。

 

その理由は、何度も言いますが、その人のエフィカシーの高さが、その人の意思決定と、行動に影響を与えるからです。

 

何かの目標を達成するには、現状から抜け出していかなければいけません。現状維持をしていては、現状のままなのですから、目標に近づくことはないのです。

 

ですが現状を抜け出そうとすると、心理的なブレーキがかかり、消極的な意思決定と行動をしてしまいがちです。それも自分では気づかないうちに、消極的になってしまってしまいます。それでは目標は達成されません。

 

そのためエフィカシーを高めることによって、心理的ブレーキに制限されずに、積極的な意思決定と行動をとれるようにし、現状の外へと向かっていけるようにする必要があるのです。

 

起業の成功率を高めるコーチング流エフィカシーの高め方4つ

これまで、起業の成功率を高めるために、起業家本人のエフィカシーを高める必要があることについて解説してきました。最後に、エフィカシーを高める手法について紹介します。これから紹介する手法の中には、コーチングのエッセンスも含まれています。

 

①言葉をコントロールする。

人は、どんな言葉を使うかによって、エフィカシーに影響が及ぼされます。

 

私たちは、1日に4万回から6万回ほど、心の中でつぶやくと言われています。この心の中でのつぶやきに使われる言葉が、ネガティブなものであれば、エフィカシーを下げます。反対に、ポジティブな言葉を使えば、エフィカシーが高まります。

 

例えば、「失敗したらどうしよう」「自分には出来ない」といった言葉を使っているときは、エフィカシーは低い状態になっています。反対に、「やってみたい!」「やりたい!」「自分ならデキる!」「自分ならデキそう!」といった言葉を使っているときは、エフィカシーは高い状態になっています。

 

このように、どのような言葉を使うかによってエフィカシーの状態が決まってしまいます。このことは、ほとんど全ての人が、体験的に理解しているのではないでしょうか。

 

なので、エフィカシーを高めるには、常にポジティブな言葉を使うようにする。それだけで、エフィカシーを高い状態にできるのです。

 

②アファメーションを行う。

アファメーションとは、自分自身に宣言する言葉のこと、あるいは自分自身に宣言する行為を言います。

 

アファメーションは、コーチングの中核となる技術です。この技術を用いれば、エフィカシーを高めることができます。その結果、心理的なブレーキに制限されず、起業家として積極的な意思決定と行動がとれるようになります。

 

本サイトでは、アファメーションについて詳しく解説しているので、参考にして下さい。

 

 

③エフィカシーが高い人と交流を持つ。

人は、他人の影響を受ける生き物です。「自信のある人といると、自分も自信を感じられるようになった」「落ち込んでいたけど、明るい人といると、自分も明るい気持ちになれた」という経験はあるのではないでしょうか?

 

エフィカシーも同じことが起こります。エフィカシーが高い人と接することで、自分のエフィカシーも高くなります。

 

なのでエフィカシーを高めるために、エフィカシーが高い人と交流を持つようにしましょう。

 

④コーチにコーチングしてもらう。

エフィカシーを最も早く高める方法は、コーチからコーチングを受けることです。

 

コーチングでは、コーチはクライアントのエフィカシーを高めることも行います。そのため短期間で、クライアントのエフィカシーが高まります。

 

その結果、クライアントは心理的なブレーキが外れ、積極的な意思決定と行動によって、理想の実現に向かっていくようになります

 

まさにコーチングは、エフィカシーを向上させ、起業の成功率を上げるための方法と言えるでしょう。

 

実際にアメリカでは、起業家や経営者がコンサルタント以外に、コーチを雇うことは当たり前の選択肢となっています。日本でも、いち早くコーチングの価値に気づいた起業家や経営者はコーチを雇うようになっています。

 

まとめ

起業には様々な障害が立ちふさがります。起業するか否かから始まり、売上を上げられるか否か、売上を安定されられるか否かと、常に壁を乗り越えていかなくてはいけません。

 

そこで、障害を乗り越え、起業に「成功する起業家」と「失敗する起業家」の違いは何なのか?

 

その答えの1つが、研究によって分かりました。それが「起業家的自己肯定感」だったのです。コーチング的な表現で言うなら、「エフィカシー」が成功率を左右するということだったのです。

 

なので「起業したい!」「起業を成功させたい!」「もっと起業家として成長したい!」という方は、エフィカシーを徹底的に高めるよう努めましょう。起業家のエフィカシーの高さが、起業の成功率を左右するのですから。

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