
仕事をしたくないと思っていませんか?もし、仕事をしたくないのであれば、この記事を最後まで読んでみて下さい。
なぜなら、この記事では、
- 普段、仕事や働き方の相談を受けているコーチ(著者)が
- 仕事をしたくない人のために
- 理由別の対処法と、そもそも働く時間を減らすための人生戦略
について解説しているからです。
この記事だからこそ学べることは、理由別の対処法と、働く時間を減らすための人生戦略です。
仕事をしたくない理由別の対処法は9つに分類されています。それを知るだけでも、どうやって仕事をしたくない気持ちを解消すればいいのかが分かります。
ですが、それだけだとやっぱり働かないといけません。なので、働く時間を減らしたいという方は、戦略的に人生を設計していく必要があります。そのために働く時間を減らすための人生戦略をご紹介します。
実はすでに働く時間を減らして生きている人達がいます。その人達をロールモデル(模範例)にして、導き出した6つの人生戦略をご紹介します。
それでは、さっそく解説していきます。
目次
仕事をしたくない理由別の対処法9選
では、仕事をしたくない理由別の対処法を解説していきます。
まず仕事をしたくない理由には次のようなものがあります。あなたはどれに当てはまっているでしょうか?確認してみてください。
- 仕事内容→仕事がつまらない、合わない
- 労働意欲→そもそも働きたくない
- 将来性→業界や仕事の将来が不安、今の会社で昇進が期待できない
- 自信→社会で働く自信がない、仕事への自信がない
- 人間関係→上司や同僚と合わない、怒られる
- 条件→給料が低い/福利厚生が悪い、労働環境が悪い
- 社風→社風に合わない、経営方針に納得できない
- 体調→疲れがとれない、ストレスが強い、持病がある
- 家庭→子育て、介護
いくつ当てはまっていますか?
それでは仕事をしたくない理由別に解説していきますので、該当する箇所を読んて欲しいと思います。
そもそも働く時間を減らしたいという方は、次章の『働かない人生戦略6選』を参考にして下さい。
仕事したくない理由1:仕事内容に不満があるケース
仕事がつまらない、合わないなど、仕事をしたくない理由が仕事内容の場合は、次のような対処法をおすすめします。
- 仕事は仕事と割り切る。
- 副業で好きなことをやる。
- 転職する。
1つずつ解説していきます。
対処法1:仕事は仕事と割り切ると…
実は、自分の好きなことを仕事にしようがしまいが、最終的には幸福感には変わらないという結果が職業研究によって明らかになっています。
その理由は、自分の好きなことを仕事にしても、理想と現実のギャップに苦しんだり、長期的なスパンで考えると興味が移り変わったりしてしまうことで、仕事の満足感が減ってしまうからです。
また、人間は努力量に比例して情熱を感じるようになっていることが分かっています。つまり、やる気があるから情熱(やりがい)を感じるのではなく、努力した結果として情熱(やりがい)が育っていくということがです。
そう考えると、最初は、仕事にやる気や情熱、やりがいを求めなくてもいいということです。
ということで、仕事は仕事と割り切って仕事をする方が、理想と現実のギャップに苦しむこともなく、興味の移り変わりによってやる気を左右されることもないのでメンタルが楽になるというわけです。
対処法2:副業で好きなことをやると…
仕事は仕事と割り切ると言っても、それでも自分の好きなことをやりたいという方も多いと思います。そういった人におすすめなのが、仕事は仕事と割り切りつつ、副業でやりたいことをやるという方法です。
この方法であれば、収入面で苦労することなく、副業でやりたいことができます。
今は、副業を推奨される時代になっているので、副業でやりたいことをやれる時代になっています。
人生の選択肢も増える可能性があるので、仕事にやりがいを求める方は、ぜひ今年中に始めてみて欲しいと思います。
対処法3:転職するなら…
会社員では仕事を仕事と割り切って、副業で好きなことをやる。これでも嫌だという方は、転職を考えるしかありません。
ただし、人間は努力量に比例して情熱を感じるという性質を持ち合わせている以上、いきなりやりたい仕事を見つけるのは難しいかもしれません。
転職を繰り返してしまう人の原因の1つが、情熱が育つ前にやめてしまうからです。
そもそも、「今の仕事は嫌だけど、でもどんな仕事をしたらいいんだろう…」と悩んでしまって、動けなくなってしまう人も多いです。
その際には、以下のような記事もありますので、参考にして下さい。
いかがでしょうか?もし「仕事は仕事と割り切る」「副業を始める」「転職する」といった方法だけでなく、そもそも人生で働く時間を減らしたいという方は、次章の『働かない人生戦略』も参考にして頂ければと思います。
仕事したくない理由2:労働意欲がないケース
そもそも働きたくない、人生で特にやりたいこともないなど、そもそも働く意欲がない場合は、次のような対処法がおすすめです。
- 人生の目標を決める。
- 逆に○○を考えてみる。
- 死後を考えてみる。
1つずつ解説していきます。
対処法1:人生の目標を決めると…
そもそも働く意欲がない理由として、働く意味を見出せていないからの可能性があります。人間は意味を見出せないことをすることにストレスを感じます。
なぜなら、その行為や時間に価値を感じられないからです。それをするくらいなら別の事に時間を費やした方がいいと感じてしまうわけです。
ですが逆に言えば、働く意味を見出すことができれば、働く意欲も湧いてきます。
そして働く意味をもたらすものが、人生の目標です。
人生の目標といっても、人生の漠然とした目標でも構いませんし、3年~5年先のちょっと先の未来の目標でも構いません。とにかく人生の中で何に取り組むのかを決めることです。
ポイントは見つけるのではなく決めることです。「見つける」よりも「決める」方が早いです。なぜなら、1つ目を決めることで比較対象ができるからです。
例えば、「ランチは何を食べようかな?」と無限の選択肢の中から考えるよりも、「パスタとラーメンならどっちがいいか?」「パスタ!」「なら、パスタとカレーならどっちがいいか?」「カレー!」というふうに比較して決めた方が早いわけです。
(実際に、普段から私たちはそうやって最終的に何かを決めてますよね。)
ということで、今この瞬間に、人生の目標を1つ決めてください。そして明日になって「やっぱり違うな」と思ったら、1つ目の目標よりも魅力的だと思える目標をその日のうちにまた決めましょう。
どうしても最初の目標が決まらないという方は、以下の記事も参考にして下さい。
対処法2:逆に○○を考えてみると…
どうしても人生の目標が決まらないなら、逆に望まない人生を考えてみましょう。つまり、「どうなりたいか?」ではなく「どうなりたくないか?」を考えるんです。
- 貧乏になりたくない…。
- 結婚ができない人生は嫌だ…。
- 両親やパートナー、子供など大切な人が病気になった時に助けてあげられないのは嫌だ…。
- 不自由な人生は送りたくない…。
- 自分に自信が持てない生き方は嫌だ…。
あなたが避けたい人生を想像して書いてみることです。それができたら、あとは逆に考えるだけで人生の目標が決まります。
例えば、「貧乏になりたくない」の逆は、「最低限の経済力が欲しい」といった目標になるかもしれません。具体的に「年収500万円は欲しい!」といった目標を持つと尚良いでしょう。
このように、まずは望まない人生を考えることで人生の目標を設定する方法は、あなたの働く意欲を高めてくれる目標(=意味)を見つけるのに効果的です。ぜひ、やってみて下さい。
対処法3:死後を考えるとすごい効果が…
「最初の目標を決める」「望まない人生から目標を設定する」といった方法でもあまりピンと来る目標が見当たらない場合は、死後について考えてみて下さい。
この方法はスピリチュアルではありません。心理的効果が期待できるきちんとした手法です。
海外では墓石に言葉が刻まれることがあります。アメリカの大富豪であり、鉄鋼王の異名を持つアンドリュー・カーネギーの墓石には次の言葉が刻まれているそうです。
「己より優れた者を周りに集めた者、ここに眠る」。
この言葉は、彼が生前の頃に自分で考えたと言われています。彼が自分よりも優れた人達を周りに集めて成功を収めたことから、この言葉を選んだと推察されます。
では、あなたならどんな言葉を刻みたいですか?あるいは、周囲の人達に決めてもらうとしたら、どんな言葉を刻んで欲しいですか?
これを考えることで、人生の意味を見出すことができます。人生の意味は、働く意味にも繋がってきます。
例えば、「自由に幸せに生きた者、ここに眠る」という言葉を考えたとしたら、人生の目標として「自由に幸せに生きること」がテーマになるでしょう。そのためには、どういう仕事を選び、どんな働き方をしていけばいいでしょうか?
こうやって考えると、その答えが見えてくるのではないでしょうか。この方法をばかばかしいかもしれませんが、効果はお墨付きです。
いかがでしょうか?そもそも仕事や人生に意味を見出すことができていないと、働きたいとは思わないものです。それは仕方ありません。だからこそ、まずは意味を見出すために「人生の目標」を決めてみて下さい。
ここで紹介した3つ方法を使っても目標が見つからないなら、「働かないことを目標にする」のも1つの方法です。働かないためにはどうすればいいのか?最初は無理かもしれないけど、働く時間が減っていくような生き方はできないか?こういったことを真剣に考えるのです。
そのためのヒントとして次章の『働かない人生戦略』もぜひ参考にして下さい。
仕事したくない理由3:将来性に不安があるケース
仕事したくない理由が、将来性に不安があるということであれば、次のような対策があります。
- スキルアップしておく。
- 転職する。
- 副業する。
1つずつ解説していきます。
対処法1:スキルアップするなら…
仕事したくないと理由が将来性に不安があるということであれば、将来に備えておこうというメッセージでもあります。
不安は、私たちに将来のために何をしておくべきかを教えてくれる役割を担っています。
なので、今のうちからスキルアップをしておくのがおすすめです。
そしてスキルアップするなら戦略的に考えて行う必要があります。
例えば、今のスキルをもっと伸ばそうとするのは注意が必要です。なぜなら今のスキルでできることに将来の不安を感じているのに、そのスキルをもっと伸ばしたところでその不安は解消されないだろうからです。
自分の性格や強み、興味関心、将来性など様々なことを加味して、スキルアップを目指しましょう。
ただし、自分が興味関心のないことは選ばないようにしましょう。続かないので。学ぶプロセスそのものを楽しめるスキルを学んでいくのがおすすめです。
対処法2:転職するなら…
将来性に不安があって、仕事をしたくないと思っているのであれば、転職を考えてみてもいいかもしれません。
ですが、自分がどんなところに将来の不安を感じているのかを具体的にしておくことをおすすめします。
なぜなら、自分の職業そのものに対して将来の不安を感じているのに、転職先でも同じ職業のままだったら不安は消えないだろうからです。
なので自分の将来の不安が業界や職業、会社など、どこに感じているのかを明確にしておきましょう。
その上で、転職先の業界や職業、会社などの将来性を考え、転職を検討しましょう。
対処法3:副業すると…
将来に不安を感じて、仕事をしたくないと思っているのであれば、副業もおすすめです。
その理由は、3つあります。
まず1つ目の理由が、スキルアップができ、将来の選択肢が広がるからです。
2つ目の理由が、副業が上手くいけば、本業がダメになっても将来のリスク分散になるからです。
3つ目の理由が、副業をやることで、意外と今の仕事や会社でも学べることがあったり、活かせる部分があることに気づけるからです。
ということで、仕事をしたくないと思っているのであれば、副業を検討してみてもいいのではないでしょうか。
いかがでしたでしょうか?業界や職業、会社の将来性に不安を感じていると、目の前の仕事に集中できないものです。
ですが、不安という感情は、将来のために今すべきことを教えてくれる役割があります。
その不安は気持ちを無視するのではなくて、利用することを考えましょう。つまり、今から何かしらの変化を起こしましょうということです。
仕事したくない理由4:自信がないケース
※今後、更新予定。お楽しみに!