
今日は、自信を上げるよりも前にすべきこと、というお話をしたいと思います。
自信を上げたいと思っている人は多いと思うんですけれども、自信を上げる前に、まずやるべきことがあります。
それは何なのかと言うと、自信を下げないことです。
まず、自信とは何なのかというお話をしておきたいんですけれども、自信というのはすごく簡単に言ってしまうと、思い込みです。
自信というのは実体がないですよね。
「自信を見せて下さい。」と言われても、物体として自信を見せることはできないですよね。要するに自信というのは自分の心の中の状態なんですけれども、それを簡単に言ってしまうと思い込みということになります。
自己認識といってもいいです。自己認識とは、自分のことをどう認識しているかということです。なので自信とは、自分自身に対する思い込みなんです。
自信がないという人は、自信を上げようとするんですけれども、それ以前に自信を自分自身で下げてしまっている部分があります。
自信を下げてしまう状態で、いくら自信を上げようとしても、なかなか自信はついてきません。
じゃあ、どういうふうに自信を下げてしまっているのかということなんですけれども、 言葉で下げてしまっています。
例えば、「なんて自分はダメなんだ。」「自分は目標を達成できないんじゃないか。」「自分なんて…。」とかですね。
そういった言葉を使うことによって自信を下げてしまっているんですよね。
で、特に言ってしまいがちな自信を下げる言葉が「自分には自信がない」という言葉です。この言葉を使うことによって自信を下げてしまっているんです。
言葉というのは自己認識、つまり思い込みに影響を与えます。そして、人というのは自分の言葉を疑わない、そういう性質があります。
なので、自分の言葉がネガティブなものであれば、それをそのまま受け入れます。なので、そういう自分の自信を下げるような言葉を使っていると、当然、自信が下がります。
なので自信を上げようとする前に、自信を下げないことが重要です。自信を下げないことというのは、言い換えると、自信を下げるような言葉を使わないということです。さらに言い換えると、自分の自信を高めるような言葉を使う、ということです。
これは簡単なようで意外とかなり難しいです。だからこそプロのコーチがついて一緒に、言葉を操る訓練をするわけですが、もちろん独りでも、ある程度はできるようになります。かなり根気と訓練が必要ですが。
とはいうものの、自信を上げたいなら言葉をコントロールできるようになって欲しいと思います。なので、まずは第一歩として、以下のアクションをご提案します。
自信を上げたいと思っている方はですね、まずは自信を下げない思考回路を作ってください。思考回路を作るというのは、自信を下げる言葉を使わない自分になるということです。なので、今日から、まず1つやってほしいことは、「自信がない」ということを言わない。これをやってみて下さい。