
リード文とは、文章を読みたくさせるための冒頭文のことを言います。もし、あなたがリード文の書き方について学びたいのであれば、ぜひこの記事を最後まで読んでください。
なぜなら、この記事では、
- ブログ歴8年以上のコピーライター(私)が
- 読まれる文章を書きたい人に
- 思わず読みたくなる心理技法を使ったリード文の書き方を
- 例文付きで解説しているからです。
この記事の特徴は、心理的に読みたくなるリード文の書き方を解説しているところです。
実際、私のブログ記事の中には“平均5分以上読まれた記事”が多数あります。一般的に1分間で400文字~600文字を読めると言われているので、5分間となると2000文字から3000文字も読まれていることになります。つまり、それなりの情報量を読ませることに成功していると言えます。
リード文は、ビジネス文章において非常に非常に重要です。
ブログやホームページ、ランディングページ(広告)、チラシ、資料など、あなたがビジネスで文章を書くなら絶対にリード文について学んでおいて欲しいと思います。
リード文の書き方をマスターすれば、狙って文章を読ませることができるようになります。
それでは、リード文の書き方について解説していきます。
さっさとリード文の書き方のコツを知りたいという方は、第3章の『リード文の書き方11のコツ』から読んで頂ければと思います。
目次
リード文とは?
リード文とは、文章を読みたくさせるための冒頭文のことです。リード文を、序論や概要、書き出しと表現されることもあります。
リード文の目的は、とにかくその先の文章を読ませることにあります。そのためには、人の心を動かす必要があります。
だからこそ、この記事では、人の心を動かすリード文の技法をご紹介していきます。
文章はリード文で決まる?
思わず読みたくなるリード文を書けるようになると、次のようなメリットがあります。
- 文章を読んでもらえる
- 人を動かせる
まず、文章は読まれないことには、意味がありません。なんとしても読んでもらう必要があります。
特に、ネット文章の場合は、情報が溢れているのでスルーされるのが当たり前です。ネットユーザーは、ポチッとするだけで、一瞬で別の記事や投稿へと行ってしまいます。
だからこそ、読ませる技術がとてもとても重要です。
そして、「説得する」「アクセス数を稼ぐ」「商品・サービスを売る」ために、文章で人を動かす必要があります。
そのためには文章を読んでもらう必要があるのですが、読まれるか読まれないかはリード文がカギを握ります。
だからこそ、リード文をマスターすることで、「読まれる」「人を動かせる」ようになるということです。文章で稼ぐならリード文はしっかりと学んでおくべきです。
読みたくなるリード文を作る7つの要素
読みたくなるリード文を書くには、心理を理解した文章を書く必要があります。私は、読みたくなるリード文には7つの要素が必要だと考えています。
読みたくなるリード文の7つの要素は、次のようなものです。
- インパクト:「ん?」と感情が動くか
- 自分事化:「自分のことだ」と思うか
- 価値期待:「役立ちそう」「面白そう」と思うか
- 新規性:「目新しい」と思うか
- 独自性:「ここでしか知れない」と思うか
- 信用性:「この人の言うことなら大丈夫」と思うか
- 空白:「もっと知りたい」と思うか
この7つの要素が揃っているほど、読みたくなります。
具体的な説明は、次章『リード文の書き方11のコツ』で解説したいと思います。
この章では、7つの要素を心の動きに照らし合わせてみて欲しいと思います。実際、文章を読み始めた時の、私たちの心の動きを再現すると次のようになるのではないでしょうか?
- ん?なんか面白そうな記事だな…(インパクト)
- 自分に関係しそうだな…(自分事化)
- 役立ちそうだ…(価値期待)
- 自分の知らないことが知れそう…(新規性)
- この記事でしか知れない情報がありそう…(独自性)
- この著者の情報なら信用できそう…(信用性)
- もっと知りたい…(空白)
実際は、心の動きに順番の違いはあるかもしれませんが、この7つの要素があることで、読みたいという気持ちがかなり高まることが分かると思います。
では、なぜ7つの要素が読みたくさせるのでしょうか?次章で解説してきたいと思います。
リード文の書き方11のコツ
この章では、リード文の書き方について11個のコツをご紹介していきます。はじめの7つは、前章で紹介した“読みたくなるリード文を作る7つの要素”についてです。そして、あとの4つが基本やテクニックになります。
例文もあるので、真似して頂ければと思います。
それでは、1つずつ解説していきます。
リード文の書き方1:インパクトを強くする
まずは読者に目を止めてもらえないことには、文章を読んでもらえません。そのためには、リード文でインパクトを出すことです。
インパクトとは、「ん?」「どうして?」「なにそれ?」「面白そう!」と、どれだけ感情を動かせるかということです。
つまり、インパクトを強くするとは、リード文のできるだけ早い段階で、感情が動くような文を書くということです。理想を言えば、文章の一文目で強いインパクトを出したいところです。
インパクトを生み出す方法として、次のような書き方があります。インパクトが強い順にご紹介します。
感情露出 | いきなり感情を表現する方法です。読み手は「どうして?」と興味を持ってしまいます 例)昨日、人生で一番激怒しました。 | ||
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逆説 | 世間一般の常識や、読者の信じている事とは反対のことを言う方法です。この方法も、読み手は「どうして?」と興味を持ってしまいます。 例)実は、歯は磨いていはいけません。なぜなら~ | ||
誇張 | 大げさに言うことで、読み手の興味を引く方法です。よく数字と一緒に使われます。 例)文章はリード文で9割決まります。なぜなら~ | ||
行動指示 | いきなり行動を指示する方法です。読み手は「なぜ、そうしないといけないの?」と興味を持ってしまいます。 例)文章力を高めたいならリード文について学んでください。なぜなら~ | ||
問いかけ | 問いかけから始める方法です。いかに面白い問い(=興味の湧く問い)を立てられるかでインパクトの強さが変わります。 例)なぜ、稼げる人は文章が上手いのか? | ||
提案 | 提案から始める方法です。この方法も、いかに面白い提案(=興味の湧く提案)を書けるかでインパクトの強さが変わります。 例)文章を変えるだけで売上を2倍にする方法があるとしたら、知りたくはありませんか? | ||
隠し | 内容を隠すような表現をする方法です。 例)文章が上手な人にはある理由があります。 | ||
共感 | 共感からはじめる方法です。読み手は、「この人は自分のことを分かってくれているのでは?」「自分と同じ経験があるのでは?」と興味を持ってしまいます。 例)痩せたくても痩せられない。そんな経験はありませんか? |
リード文の書き方2:自分事化してもらう
読み手は、文章を目にしたはじめの段階で「この文章は自分に関係ありそうかな?」と判断しようとします。人は自分に関係のあることに興味を示し、そうでないことには興味を示さないからです。
そこで、「この文章はあなたに関係がある」ということを示す必要があります。つまり、リード文を書くにあたって、いかに自分事化させるかがポイントになるということです。
自分事化させる方法には、次のようなものがあります。
ターゲットを明確にする | ターゲットを明確にすることで「自分のことだ」と思わせる最もシンプルな方法です。 例)ダイエットしてるけどなかなか痩せられない40代女性が知っておきたいことをご紹介します。 | ||
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実体験を伝える | 私にもあなたと同じ経験があることを伝えることで、「自分と同じだ(=自分にも関係ありそうだ)」と思わせる方法です。 例)私も、自分の文章に自信が持てなくて悩んでいた時期がありました。 | ||
共感する | 共感することで、「自分のことを分かってくれている(=自分にも関係ありそうだ)」と思わせる方法です。 例)文章を書くって本当に難しいですよね。 |
価値を期待してもらう
※今後、更新予定。お楽しみに!